可能性の蓋がない

暇な時間をどうするかが最近の課題〜

熊と共存する

私は動物が好きで、クマもかわいいと思う。でもそれはあくまでもキャラクターとしてのクマ→🐻であり、ぬいぐるみのディディベアのことであり、テレビの中の(子熊がお母さん熊にじゃれてコロコロ転がってたり、ふわふわの赤ちゃん白熊だったり)熊。生きてる本物の熊をナマで見たら…当然「かわいい」より恐怖心が勝ると思う。

 

私が住んでる市は熊がよく出るらしく、行政からの安全案内メールは「不審者が出ました」と「熊が出ました」が同じくらいの数だし、市内各所に熊よけの爆竹が配られてるし、少し前に、チェーン店が並ぶ国道沿いの民家に熊が迷い込んだこともあった。よく行く本屋の近くだった(熊は民家の脱衣所で射殺された)。

 

周りの人に聞くと、「山で熊を見たことがある」という声は意外なほど多い。まだその経験がない私は驚き、そんなときどうするの?と聞くと「放っておくよ」とのこと。危ない目に遭ったことは今のところないそうだ。

 

「放っておく」のが最善なのかはさておき、熊のことを知っておいても損はないよなぁ、と思う今日この頃。動物が好きだし、死にたくないから、お互いに危害を加えたくない。

 

ウィキペディアの「三毛別羆事件」は読み物として優秀で、何度も読んでる。あと、福岡大学のワンゲル部の羆事件も、ウェブ上にいくつかの読み物があって、興味深く拝読してる。

 

この間も読んでて、ふと思ったのだけど…「熊と人の事件」は引き込まれるものが多い。熊の出る街に住んでいるから?それもあるけど…熊と人の距離感に不思議さを感じてるからかもしれない。熊は「かわいいキャラクター🐻」「シュタイフのディディベア」なのに、人を襲う猛獣。動物園にいる生き物なのに、身近な山にもいる。不思議だ。

 

ニホンカモシカはナマで見たことがある。山の中で。人を襲わない大人しい動物だとわかっていても、そのたたずまいや大きさには恐怖心を覚えた。やっぱり、写真で見るとは違うものだ。動物園でないから、柵もない。相手がその気なら、猪突猛進、一点突破、弱肉強食でやられちゃうかもしれない。野生動物は怖い。カモシカですら「おおお……」と思うのだから、熊を見た時はどうなっちゃうのだろう。焦って、やっちゃいけない逃げ方しちゃうかも。それだけは避けたい!

 

とりあえず、熊さんの本を読もう…