可能性の蓋がない

暇な時間をどうするかが最近の課題〜

筋肉のない身体とアスリートな頭

最近、飲みに行ったり話したりして面白いなぁと思うのは、仕事のできるおっさん(偉い人)と、変態。仕事のできる若い人やイノベーションリーダー地域おこしNPOみたいな人も面白いけど、変態と偉いおっさんの方がちょい上。

 


この間偉いおっさんと飲んでたとき印象的だった話。

 

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(ここ数ヶ月よく聴いてるのはバーンスタイン

 

わたしが「自分は体育会系の世界に居たことが一度もない、努力根性練習みたいなことをしたことがない、部活経験もない、体育会系根性論で生きた時間がない。本ばかり読んでて頭でっかち。だから根性なしだし、体育会系の世界を経験したことないのが(というか、やろうとしても無理なのが)小さなコンプレックス」と話した。

 

そしたらおっさんは「君みたいな人の方が強い。体育会系の奴はすぐ折れる。折れたらそのまま。文系の変わり者は最初から屈折してるから折れないし、心を鍛えてるから強い」とおっしゃった。ふむ、なるほど!理解できる。わたしが強いかどうかはともかくとして、確かに「成功体験」が体育会系だけの人は弱いかも。全国大会優勝だとか、今もプロで活躍してるとかは別なのかな?どうだろね。


あ、話は逸れるけど。わたしは日体大のナントカ体操?なんか一斉に更新して交差したり回れ右したりするやつ、なんだっけ…団体運動?団体行動?? あれがとても苦手。見ていると苦しくなる。みんな同じ動き、みんな同じ服、みんなが号令に従う。すごいのかもだけど、でも苦手。あれを必死にやる意味がわからない、あれの価値はどこにあるのだろう??動きが揃っていること…?


なんてことを考えてしまうから、体育会系の世界で過ごせないのかな。スポーツも、一定のルールの中の勝ち負けに意味を見出せない。F1みたいなモータースポーツや、馬術のように人のチカラ以外が関わるスポーツの勝ち負けは面白いなと思う。少しだけ。あと、浅田真央ちゃんの演技は感動する。……「演技」って言ってる時点でもう、スポーツ要素よりもその他のところに価値がある気がしてしまうけど。


とはいえ。
努力を重ねた人は美しいし、限界を迎えてもなお自分に打ち勝とうとする心はすごい。わたしにはどちらもない。だから、その世界の人が見たことのある景色は知らない。「みんなで協力して頑張った」とか、「練習に練習を重ねて頂へ」とか。すごいなぁ、と思う。


わたしは小学生の頃から「自分が生まれ持った内面のぐちゃぐちゃしたところ」をどうやって昇華させるかを考え続けていたから、団体行動が本当にできなくて、不登校気味だったし部活もしてない。頭しか使えなかった(でも学校のお勉強はできなかった…)、身体は動かなかった。ただ、頭ばかり使うと心を病むという弊害があって、わたしもここにはまってしまい苦しくて…オトナになってから、フィジカルとメンタルの密な関係を知って なるほどなぁ、と思ったわけです。そりゃ、成長期や思春期に身体使わず小難しい本ばかり読んでたら病むわ。筋肉から出るホルモンは鬱に良い作用をもたらすと思うし!


でもあの頃があったから…死にたーい と思ってた小学生中学生時代があったからこそ、そして人や本に救われたからこそ、心はとても鍛えられたのだろうな、と思ったおっさんたちとの飲み会(というか接待されてしまった)でした。

 

今年は身体を鍛えたい

 

毎年言ってる